マレーシアに移住した長男小3の夢はコロナでゆらいでいる|海外子育て日記

マレーシアに家族で移住して4年目のマサキです。

二人いる息子は長男小3、次男保育園年少です。

今回お話するのは長男小3のお話と

自分のダメ夫ダメ親ぶりが苦しい…

海外子育て日記です。

 

小3男子マレーシアのYoutuber Akiさんの動画を観て思う

今どきの小学生はYoutube大好きで

普段はゲーム実況ばかり観ている長男ですが

たまたまマレーシアで有名な日本人YoutuberのAki from Japanさんの

動画を一緒に観ていて

最近思ってることを話し始めました。

 

動画はAkiさんの自己紹介動画でした。

Akiさんは中学生のころの夢は医者だったのが

高校生で人生を変えるほどの英語教師に出会い

英語の教師を夢見て

大学は教育学部に進み

大学生で1年間の海外留学を経て

高校の英語の教師になったけど

心に引っかかった想いがあり

たった1年で教師を辞めて

マレーシアに移住。

マレーシアで就職しながらも

個人で映像クリエイターとして活動することになったストーリーです。

 

同じ時期にマレーシアに移り住み

紆余曲折しながらも

とてもまっすぐに、正直に想いを語る

AkiさんのYoutube動画を観て

長男は9歳ながらも感じることがあったようです。

 

小3の夢はコロナで揺らいでいる

長男がAkiさんの動画を観て語り始めました。

 

「ぼくパイロットになりたかったけど

最近もうわからなくなっちゃって…」

 

長男は5歳のとき、保育園年長さんのタイミングで

マレーシアに来ました。

東京で育った長男は

旅行好きな親の影響であちこち行くときに

何度も飛行機に乗った経験から

将来はパイロットになりたい!

と夢見るようになっていました。

 

長男3歳、羽田空港

 

マレーシアに移住してきたころも

飛行機が大好きで

空港に行くと大興奮で

誕生日プレゼントも飛行のおもちゃ

「パイロットになるために勉強がんばる!」

「マレーシアに住めば英語もできるようなっていいね!」

と目を輝かせていました。

 

しかし今、長男の心は揺らいでいます。

もう何年も夢としてきたパイロットが

パンデミックにより働くことが

難しいことを分かっているのです。

 

世界的なパンデミックにより今や

海外旅行はおろか国内旅行もできない。

飛行機も飛んでいないし乗ることができない。

移動制限で空港にすら近づくこともできない。

そんな期間が1年以上におよんでいて

いつ戻るのかもわかりません。

 

おそらく学校でだと思うのですが

学校はオンライン授業が続いているけど

「将来の夢」

について考えることがあるようで

自分の夢に悩み始めているのでした。

 

自分はなぜマレーシアにいるのか?

心ゆれる長男は夢のほかにも疑問がありました。

 

「パパ、どうしてマレーシアに住んでいるの?」

 

これまでもたまに聞かれることがありましたが

今回また聞かれました。

 

その都度、

会社員を何十年もやってきたパパが

毎日夜遅くまで仕事をして

子どもやママと一緒にいる時間が少なくなっちゃって

それはとても悲しいから。

なるべく会社に行かないでお仕事できるように

アパートの仕事をはじめて。

アパートの仕事ができるようなったら

今度はどこでも仕事できるようになったから

パパとママの夢だった海外に住もうと思って

マレーシアに来たんだよ。

 

など、できるかぎり簡単な言葉で説明するものの

これまではあまり理解できなかったと思います。

 

しかし、9歳、小学3年生ともなると

同じ説明をしても理解できる度合いが変わってきました。

Aki from Japan さんの動画に感じるものがあったり

彼の反応が明らかにこれまでと違いました。

 

小さくても自分で考えて決めるしかない

今回長男の疑問によって

わたしも考えさせられました。

 

何十年も先に経験した結果としての

親の “おすすめ案” はありますが

それは子どもからすれば押し付けであり

子どもたちには選択する権利がある。

 

いくら小さくても

色々なことを知らなかったとしても

できる範囲で自ら考えて

自分で考えて決めることが

生きていく力になるんじゃないか。

 

親は子どもがなにを選んだとしても

まずは受け入れて

選択に迷えば話を聞いてあげるけど

答えを出した子どもに寄り添う。

それでいいんじゃないか。

 

生きていると常に選択の連続です。

選択を自分の本当の心に従って決めることが

「幸せ」

につながるんじゃないか。

 

食べるものの趣味や

住みたい場所の好みなど

価値観が結構似ている妻とも

子どもの教育については

夫婦で意見があまり合わなかったりして

一枚岩じゃないけど…

 

少なくともこれからも

楽しいことだけじゃなく

悩みや苦しみのことも聞きたいし、理解したい。

味方でありたい

なと思う。

 

最後に

わーっと書いてしまいましたが

実際のところのわたしは

ダメ夫、ダメ親‥

最近はパンデミックにより疲れ果ててしまい

本当の気持ちとは裏腹に

一番大切なはずの家族に怒ってばかり…

本当に申し訳なく思う…

 

悔い改めたいと思った深夜の投稿でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2件のコメント

マレーシアに住んでいて、マレーシアだけを見ていると永遠にコロナに悩まされる生活が続くように思いますが、早々とワクチンを打った国であるアメリカやイギリスは経済活動が元に戻りつつあり活気が戻ってきています。お子さんには英語のニュースでCNNstudent Newsなどを見せて他の世界を教えてあげて下さい。(残念ながらマレーシアは教育には不向きな国ですが、他の国は着実にオンラインから対面に移行しています。)アメリカなどはもうフライトの予約が一杯で、パイロットが足りないエアラインもあるくらいです。お子さんの夢は決してダメになった訳ではないことをニュースで見せてあげてはどうでしょうか?

荒川様
コメントありがとうございました。

>早々とワクチンを打った国であるアメリカやイギリスは経済活動が元に戻りつつあり活気が戻ってきています。お子さんには英語のニュースでCNNstudent Newsなどを見せて他の世界を教えてあげて下さい。

自分では各国のニュースを読んだりしていますが、子供はまだ小さいと思って
マレーシアと日本についてのことしか話していませんでした。
荒川様のアドバイスは最もだと思い、米国に住む友人がSNSやYoutubeに投稿しているマスクなしで出歩き、
集まっている様子などを見せて、ワクチン接種が進んでいる国の様子を教えてあげました。
なるほどと思った部分はあったようです。
彼はもともと注射が進めばコロナが終わると理解していましたし
日々、家の中で授業を受けられるし、テレビゲームして、テレビを観て過ごすことを楽しんでいて
たまに学校で「夢は?」と聞かれた時に
「あれ、おれのパイロットの夢どうしよう・・」
と思い出して困惑することがあった、そんな状況でした。
そして今回、米国に住む友人の様子などを見て、マレーシアと日本もワクチン接種が進めば
あんな感じに戻るのだと具体的にイメージできてすっきりした感じはあったかなと思います。
アドバイスありがとうございました。

親のほうが、政治や経済のニュースや情報を見てストレスを感じていますね。

>残念ながらマレーシアは教育には不向きな国ですが
ずしりと胸にくるお言葉でした。
わが家は学校教育のためにマレーシアに来たわけではないのですが
多民族の価値観を感じたり、日本だけにいては経験のできないことを家族で得られたらと思っています。
それでも、子供たちの生活時間の多くは学校で過ごします。
マレーシアはコロナ禍で子供たち、学校教育に対する優先度が低く
すぐに閉鎖してしてしまい、実際学力にかなり悪い影響がでてしまっています。
それはとても残念で、今後とのことを考えるきっかけとなりました。

改めまして、コメントいただきありがとうございました。