マレーシア子連れ移住1年、人生で最も濃い1年

昨年の2月に東京からクアラルンプールに
移住して1年が経ちました。

2年目を迎えて

先日、クアラルンプール市内にある
中国寺院に初詣に行ってきました。
マレーシアでは旧正月の方が年末年始だそうで、
また今年一年の家内安全を祈念してきました。

1年前移住してきたときがちょうど旧正月の時期で、
お店もあちこち閉まってたし、道路も空いていたなあと思い出しました。

住み慣れた日本で子育てするのも大変な時代に、
わたしも妻も海外旅行には何度も行ったことがあるけど、
留学の経験もなく英語もたいしてできない
状態でのはじめての海外生活。

しかも、幼い子供二人を連れて、だれも知り合いもいない
異国の地に来て1年。

大人である妻と二人であれば簡単なことが、
幼い子供たちと一緒に行動し生活することは
時間も手間もほんとうにかかります。。

でも今ここがまさにわたしの人生の醍醐味だ
と感じています。

移住してよかったこと

温暖な気候

ほんとに1年中暖かく、雨季はやはり雨が続くので
ちょっと嫌になりますが、

年中通して半袖、サンダルの心地よさは最高です。

違うのが当たり前の多民族社会

マレーシアはマレー系、中華系、インド系など
いろんな民族がほどよく共存して、
みんな違うから、違うことをみんな許容するし、
第2言語としての英語なので、
下手で当たり前でよく聞いてくれます。

日本の息苦しさからの解放

40数年、日本の東京にずっと住んでいました。
一昨年、会社を辞めるまでは
サラリーマン21年やっていました。

わたしは特に考えすぎるほうなので
日本の同調圧力が息苦しくて
押しつぶされそうでした。

マレーシアに来てから
当初は日本のニュースが気になって
テレビやスマホのニュースアプリなどでよく見てましたが。

ネガティブなニュースが多く
ワイドショー的な話題ばかりのニュースに飽き飽きして、

なるべく見ないようしてきたら楽になってきました。

離れてわかる日本の良さに気がつくことも多いです。

いつかまた日本に住むときには、以前よりも気楽に生きることが
できるかもしれません。

最もつらかったのは長男の入院

この1年で一番つらかった出来事は
8月に上の子が腸チフスという
強い感染症に罹患してしまったことです。

最初はお腹の調子が悪い日が5日間続いて、
その後様態が急変、

かかりつけのクリニックでは手に負えないということで
総合病院に行き緊急入院。

家族、病院スタッフ以外は接触禁止の
隔離入院が1週間も続きましたが、

2週間の闘病で無事回復しました。

とても怖くて、不安で、苦しい期間でした。

原因ははっきりわからないのですが、
不衛生な外のトイレか食事前の手洗い忘れか、
いずれにせよ衛生的には

まだまだレベルが低いのが実情です。

自分にとって何が一番大事なのかを再認識する出来事でした。

不便な生活に慣れてきました

来馬して一番手間がかかった問題は賃貸している部屋の
不具合が絶え間なかったこと。

・冷蔵庫が冷えない
・洗濯機が故障
・洗濯乾燥機が故障
・エアコンが故障
・照明がしょっちゅう切れすぎ
・電子レンジが故障
・温熱シャワー故障
・天井からの機械音が何日も止まらない
・アリが大挙押し寄せる

など思いついただけでこれだけあり、
ほかにも細かいトラブルが数知れず。。

そして備え付けの設備についての問題は
仲介エージェントに対応を依頼しますが、

そのエージェントの対応が遅くて、
洗濯機や乾燥機が故障したときは
直してもらうのに何週間もかかったり、

エアコンが直るのが2ヶ月近くかったり、

実際に作業する業者が時間通り来ないなど
経験しました。

ほかにも、

電車は路線、駅が少ない。
車移動が重要なのに渋滞が酷い。
道路もでこぼこ、歩道もでこぼこ。

段差も多く屋内商業施設は
まったくバリアフリーじゃない。

など言い出すとまだまだ出てきますが、、
もう一通り慣れてだいぶ胆力がついたかなと思います(笑

治安、安全

安全の確保にはまだ不安があります。
完全には解消することはできないと思っています。

これは正解のない人ぞれぞれの感覚によることですが、

マレーシアはあまり治安はよくないし、
日本も他の国でもどこに行っても絶対に安全
ということはない、という考えをもっています。

実際マレーシアでは
道路を走れば事故を多く見かけるし、
現地のニュースを見たり
在馬日本人の方のブログを見ても

子供の誘拐
子供の人身売買
誘拐した子供の臓器売買
強盗、暴力・・

などの怖い事件を見聞きします。

それらがどれほど発生していて、
自分の身に起きる確率がいかほどだろうが

安心しきって油断するよりは
常に緊張感をもって注意し続けた方がいいです。

手間・時間・お金
の現実、バランスを悩み続けたいと思っています。

インター幼稚園に通う子供たちの成長

現在6歳と2歳の息子たちの1年。

下の子は来馬したときまだ1歳と4ヶ月。

上の子は5歳で
だいぶしっかり日本語が話せて、
平仮名だいたい書ける、
カタカナは少しでした。

幼稚園選び
家から徒歩で通える場所にある
日本人多めのインターナショナル
幼稚園を選びました。

先生はみんなマレーシア人(マレー、華人、インド)で
園内の会話は英語です。

次男の場合

通いはじめた当初
下の子は朝送りにいくと別れ際毎日泣いてました。。

1ヶ月後くらいには泣かずに登園できるようになり、
園で一番小さな生徒だったので
みんなに可愛がられるようになりました。

1年経った今
英語については挨拶、返事を英語でするくらい。

先生の言っていることは
なんとなくはわかっているようです。
先生から言われたことに
よく日本語で返してるみたいです。

家では完全日本語にしているのですが
最近、日本語の方はどんどんできる
ようになってきています。

日本語だけで育った上の子より
英語と日本語の環境で生活している下の子の方が
早く話せるようになっている気がします。

長男の場合

上の子は初日から友だちを作り、
1週間もかからず楽しいと思えるようになりました。

園内は基本英語で、
先生から日本語禁止!とも言われいるのですが
日本人生徒同士ではこそこそ日本語で話をしちゃっています。

半年、9ヶ月とかかって
言われている英語がなんとなく理解できる、
簡単な英語を少し話せるようになってきました。

1年経った今では
英語話者だとわかるととりあえず一人で
先生や外の店員さん、タクシードライバーなどに話し
かけることができます。

話の内容がぜんぶわかるわけではありませんが、
話しかけることの心理的ハードルはもうないようです。

とにかく大事なのは家族との時間

はじめての慣れない海外生活に
毎日押し流されて、
日本との違いに心に余裕がなくなり、
家族に怒ってばかりの
だめだめな時期もありました。。

夜寝る前に
あれもうまくいかない
これもうまくいかない
また今日もだめだった、、

となかなか寝られない日も少なくありません。

しかし部屋のトラブルが収まってきたり、
忙しかった年末年始も過ぎ、
最近は落ち着いてきてほっとしています。

こうして振り返る余裕もでてきました。

たった365日の間にいろんな出来事があり、
いろんなことを感じ、
いろいろ考えさせられる
濃密な1年でした。

2年目以降はこれまで経験したことで
余裕がでてくるかなと思っています。

更にこの先5年、10年についても
考えていきたいのですが、
とにかく今を大事にして

これから残り多くない子供らしい時期の子供たちと、
最も大切なパートナーの妻との時間を日々大切にしていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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4件のコメント

頑張ってください。私は、昨年5月からペナンに住んでいますが、今のところ、大満足!です。日本と異なることの多い異国での暮らしですが、私にとって有難いことは、「他人のことはほおっておいてくれる」ところです。これは、私が住んでいた、パリやフリーマントルがそうでした・・・ただ、ロンドン、日本の田舎は違いますね。東京・横浜は、若干、「他人のことはほおっておいてくれる」風潮がありますが。私と違って、お子様連れだと大変なこともおありでしょうが、頑張ってください。勇気あるチャレンジ、心から応援しております。

RIKIさん、コメントありがとうございます!

マレーシアは海外移住初心者にとってもとてもいい国だと思いますね。
ロンドンは結構違う感じなのですね、はじめて知りました。
わたしたちはマレーシアのあとどこに行くのか、これから自分たち考えて決めるので
参考になりました!
RIKIさんもペナン楽しんでください!

駐在員として10年KLで暮したのち、上海に転勤し2年になりました。KL時代を懐かしんで、時々、マレーシアブログを訪問しています。私も、いずれマレーシア移住を目論んでいます。主さんのような資産と才覚があれば、早く実現できるのになぁ。

> Jalanimbi さん
コメントありがとうございます!

KLに10年住んでもまたマレーシアに移住したいと思えるんですね。
わたしはようやく1年経ったところですが、はじめての不慣れ棚海外移住に、トラブルだらけのお部屋にだんだん疲れてきていますが、、
これを乗り越えれば、10年住んでもまだ住みたいと思えるほど好きになるかもしれないと希望がもてました。

上海の住心地はいかがですか?

今後ともよろしくお願いします!