こんにちは、マサキです。
すでにあちらこちらで話題になっている
「外国人の住宅購入価格の下限が60万リンギに引き下げられる」件
日本のメディアでも取り上げられていて
購入に一定の条件が付けられることもわかってきました。
【マレーシア】外国人の保有可能な住宅、下限60万リンギに[建設]
「対象は売れ残った住宅に限る」と明らかにした。高層住宅の供給過剰問題の解消が狙いで、完成前の新規プロジェクトは対象外という。
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下限価格を現状の100万リンギから引き下げる対象は「発売済みで、マレーシア人が購入しなかった物件」と説明した。
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マハティール首相は「不動産を購入した外国人に市民権を与えるわけではなく、外国人は購入した住宅を休暇に別荘として利用することになる」とコメントした。
供給過剰で余った高層住宅を外国人に売りたい、という狙いだそうです。
マレーシアでは外国人の住宅購入はもともと100万リンギ=2,600万円の最低購入価格でしたが
完成前を買わせないなど条件を付けて一気に4割も下げることになります。
マレーシアのメジャーな不動産情報サイト iproperty でクアラルンプールの60万リンギ付近のコンドミニアムを検索してみると。
→例1 モントキアラ
検索条件
エリア:クアラルンプール/モントキアラ
価格:60万リンギ〜80万リンギ
種類:コンドミニアム/サービスアパート
新築/中古:中古
https://www.iproperty.com.my/sale/mont-kiara/condo-serviced-residence/?minPrice=600000&maxPrice=800000&subChannel=subsale&l1
1 | RM 610,000 i-Zen @ Kiara 1, Mont Kiara Built-up : 913 sq. ft.Land area : – Bed 2 Shower 2 Parking 1 |
2 | RM 630,000 Verve Suites, Mont Kiara Built-up : 672 sq. ft.Land area : – Bed 1 Shower 1 |
3 | RM 625,000 Lanai Kiara, Mont Kiara Built-up : 172 sq. ft.Land area : – Bed 3+1 Shower 2 Parking 2 |
→例2 KLCC
検索条件
エリア:クアラルンプール/KLCC
価格:60万リンギ〜80万リンギ
種類:コンドミニアム/サービスアパート
新築/中古:中古
https://www.iproperty.com.my/sale/klcc/condo-serviced-residence/?minPrice=600000&maxPrice=800000&subChannel=subsale&sortBy=price-asc&l1
1 | RM 600,000 Vista Damai, KLCC Built-up : 920 sq. ft.Land area : – Bed 2 Shower 2 Parking 1 |
2 | RM 600,000 Ramada (One @ Bukit Ceylon), KLCC Built-up : 453 sq. ft.Land area : – Studio Shower 1 |
3 | RM 600,000 38 Bidara Condominium, KLCC Built-up : 782 sq. ft.Land area : – Bed 2 Shower 2 |
シングルか二人暮らしの部屋が購入対象に入ってくる感じでしょうか。
むしろクアラルンプールというよりも、今回の規制緩和がもっとも影響を受けるのはジョホールバルかもしれませんね。
先日、NHKBSの国際報道で取り上げられていました。
香港の富裕層が中国本土の干渉に危機を抱き
続々と香港から海外に移住をはじめていて、その行き先のひとつが
マレーシアの、『ジョホールバル』だというのです。
そして実は、為替もここ10年〜15年でみると最安値付近まで下がってきています。
以前から様々なニュースでジョホールバルの余ったコンドミニアムの問題を目にしてきましたが
いまこのタイミングでの規制緩和は供給過剰な不動産の流動化の引き金を引く可能性はあるかもしれませんね。
為替+香港問題+規制緩和
今後の動向に注目していきたいと思います。
ちなみに、わたしは日本でアパート4棟を経営していて
よく、マレーシアでも買わないのか聞かれますが
いまのところマレーシアで買う予定はありません。
日本での個人レベルでの不動産投資は家賃収入=インカムゲインを軸に行うのが王道ですが
マレーシアでは家賃が非常に安いので、家賃収入=インカムゲインで投資するのは難しいです。
値上がりしたところで売却するキャピタルゲインを軸に行うべきでしょう。
わたしは出資資金を最小限に抑えて、可能な限り銀行から融資を受けるレバレッジ重視の投資を得意としているので
マレーシアでの不動産投資は相性が悪いです。
まあ、いまのところ買わないと思っているだけで
将来ずっと買わないのかというと、わかりませんが。
最後に、先日からブログのコンテンツに「マレーシアニュース」を追加しました。
今回の住宅購入価格のニュースもこちらから見つけることができました。
◯スマートフォン用ページでは記事本文の下の方に表示
◯PC版ページでは右カラムの上に
それでは今日はこんなところで!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
60万リンギ= 1,560万円ほど(※1リンギ=26円計算)