前回のブログから10日間、まだ終わっていません。。
とてもストレスを感じていますが
ひとまず一歩進めてみたのでまとめておきます。
前回、ブログのコメントやSNSで励ましのお言葉をくれた皆さまには感謝申し上げます。
前回のおさらい
- マレーシアに移住して1年3ヶ月が経ち、住んでいる賃貸コンドミニアムの対応がひどく引越したい
- 今年いっぱいの契約だから、最初は早めに少しずつ物件を内覧していこうとしてたのが
- 結構気に入った物件を紹介してくれたエージェントが
- 今年いっぱい待たなくても、2ヶ月前までに契約解除の連絡すればいいと教えてくれた
- 解約を決意して解約通知を送ったら
- 3週間以上経って返ってきたオーナーの返事が「早期解約は受け入れない」
詳細はこちらを参照ください。
トラブルを全3話でまとめています。
契約書は自分たちの理解であっているのか?
あれから奥さんとも契約書を何度も読み返しましたが、自分たちの理解はほんとうに正しいのか?
それをしっかり確認することが第一だと考え
入居を仲介してくれた日系不動産会社にも、契約書に書いてある解約条件について確認してみました。
しかし、わたしの解釈とはちょっと違う解釈を言ってきました。
- 早期解約に関する明確な条項はみあたらない
- 契約書によるとオーナーは早期解約できない、と言う権利がある。
- 入居者は早期解約するには残りの残存期間分の家賃を弁償金として払って契約破棄すればよい
だと読み取れる。
だいたいこんな感じのことを言われました。

え? まじか!?
いや、でも契約期間の1年は過ぎて2年目だよ?
2年目になって契約終了するのに弁償金?そんなことどこにも書いてないし・・
奥さんは仕事上、不動産関係ではないにしろ、海外企業との契約書を交わすことに何度も関わっていて、
いろいろなパターンの契約書を読んできたけど、奥さんもこの日系不動産会社の解釈のようには読めませんでした。
結構ショックでしたが
彼らはこれまでもあまり頼りにならなかったので、
契約期間についてなにか勘違いしてるのだろう、、
とりあえず彼らのことは置いておいて、、
ここは自分たちを信じるしかない
と考え、このあとどうするか何日も悩み、考えていました。
謎の電話
契約書の確認や、次のアクションを考えている最中のある日
見知らぬ電話番号からわたしの携帯に電話がきました

・・・ハロー、いま時間あるか・・
英語がやや不慣れな感じの男の声でした。
デリバリーを頼むと住所がわからないと言って電話してくるドライバーがよくいるので
その類の電話かと最初思ったのですが、ちょっと様子が違いました

なんでしょう?
あなたはどなた?

・・・あなたの奥さんと話がしたい・・

よく聞こえないです・・
なぜ奥さん?
わたしは少しなら時間あるけど
あなただれ?

・・わたしは、◯◯◯・・
・・奥さんと・・
プー、プー・・(切れた)
電話の音声が悪くて聞き取りづらかったこともありましたが、
なんだよ今日のドライバーは言ってることがよくわからないなあ
・・いや、待てよ、
謎の男が名乗った◯◯◯という名前

オーナーのミドルネームと同じじゃん!
と電話を切ったあと気がつきました。
気持ちわるい・・
これは単なる偶然の間違い電話なのか?
それともオーナーが電話してきたのか?
でもかかってきたのは自分の知っているオーナーの電話番号とは違うし
なんでわたしにかけてきて奥さんと話そうとするのか?
契約書にはわたしの携帯番号が書いてあるから電話をしてくることは可能だけど・・
なにか言いたいなら証拠の残るメッセージを送ってくればいいのに・・
疑問だらけです・・
気持ちわるいけど、オーナーからの電話だとしたら、解約についてなにか話しをしたかったのかもしれないので
奥さんの携帯から、謎の男の電話番号にかけ直してみましたが、電話には出ず・・
さらにはオーナーの電話番号でWhatsAppのアカウントがあったので
奥さんの携帯から、オーナーの電話番号にWhatsAppで
「わたしは□□□(わたしたちの名字)です、電話しましたか?」
とメッセージを残しておきました。
こちらも未だに返信はありません。。
ちなみに前回、
現オーナーの電話番号を一部間違えていて、SMSで送ったつもりの解約通知書は送信できていないことが判明。。
改めてオーナーの正しい電話番号は携帯の電話帳に保存、WhatsAppを使ってユーザー検索したら、
アカウントがあり顔写真(中高年の男性)も載っていたので、逃げられると困るから画面キャプチャは保存しておきました。
心理戦で対抗
ここまで契約書の解釈もいまいち確信がもてず・・
気持ちわるい謎の電話はかかってくるし・・
新しい部屋も契約を進めてしまってるし・・
で結構動揺していて、
心が負の感情に支配されて
心理的ストレスはマックス・・
しかし
こういうときこそ冷静に、調べて調べて、考え抜けばいい方法はあるはずだ
と何度も自分に言い聞かせ
こうしてブログを書くことで事実関係も整理し、
心理戦で対抗するべく
- 向こうのペースに乗らない
- 焦らずじっくり時間をかけて
- なるべくこちらの情報は出さずに、なるべく向こうの情報は収集
- こちらには裏で「誰か」がいるとにおわせる
という方針で相手と対峙することにしました。
応戦第1弾
新エージェントと改めて打ち合わせを行いました。
やはり何度も読んでも
- 契約期間1年、1+1
- 契約解除は2ヶ月前通知または2ヶ月分家賃支払いで可能
と読めます。
そして
- 契約書
- 更新の覚書
- 先日きた現エージェントからの「早期解約は受け入れない」回答メッセージ
を見てもらって

あなたの契約書の理解は正しいです
対応の仕方を教えましょう
まずは現エージェントにこんな感じで返信してしまいましょう
とアドバイスをもらって、以下の内容でメッセージを送りました。
私の知る限りでは、当初1年の契約期間を過ぎています。
1年間の更新は相互合意に基づくものであり、1年間最後までの固定期間については言及されていません。
私が既に履行した契約書の6条 (c) と (d) を参照ください。
現エージェントが受け入れないと連絡してきてから9日後のことです。
書いたのはローカルの新エージェントなので、これまでのやりとりで書かれたわたしのつたない英語とは違う言い回しです、
不動産関係者っぽい単語も使ってるし、

(あれ?なんか様子がおかしいぞ・・)
と思ってると思います。
向こうが契約解除は受け入れない根拠をもっているのであれば、すぐに返答してくるのでは?
そして、現エージェントにメッセージを送ったら次にすべきことについて
- 残りの期間、家賃は払わない
- 残りの期間、オーナー名義の公共料金は払わない
※マレーシアでは賃貸の部屋に住んでも公共料金の名義は家主のままです - 退去時のルームクリーニング、エアコンクリーニング、カーテンクリーニングなどはしない
※本来は退去時には入居時の状態に戻しておく必要がある
これらを実行しましょうとアドバイスをもらいました。
オーナーはデポジットで2ヶ月分の家賃を入居者(わたし)から受け取っていて、
本来は入居者の退去時に返金する義務があります。
よくあるのが、悪い家主が入居者に難癖つけてデポジットを返金しない、というケース。
このデポジットを返金してこなくても、本来であれば入居者が払うべき経費を払わずに
なるべくデポジットと相殺させてやろうという作戦です。
さて向こうがどう返してくるか、、
ちなみに、新エージェントはかなりのベテランでこの道数十年(不動産エージェント)だそうで、

これはあちらの(オーナー側の)嫌がらせよ
(残念ながら)いじめられてるのは、あなたが日本人だから
でもわたしはあなたの味方よ
日本人だからナメられてる・・
確かにそんな感じはあります。。
でもほかの国の入居者にもとりあえず一発かますんじゃないの?
とか思いますし、
新エージェントの「わたしはあなたの味方」発言は少し心強いものの、
もはや残念ながらマレーシア人が信用できなくなっているので
あなたも今度わたしが解約するときに豹変するんじゃないの?という不安はあります。
そういう疑いを少し持ちつつもうまく利用してやっていくしかありません。
さて、次の手を考えてみます。
考察1:オーナー側のねらいは?
- 部屋を貸して家賃収入を得たい
- 物件が値上がりするのを待って売却したい
からこのビジネスをしているのであって、
彼らからしたら入居者はだまって家賃を払ってくれるのが一番楽でいいはずです。
そして、プロの不動産エージェントが仲介しているのだから向こうは契約内容を理解した上でわざと契約に反したことを言っていると思われます。
考察:オーナー側のねらい
- ちょっと脅して解約をあきらめさせる
- ちょっと脅して契約違反で解約するように思わせて、デポジットを返金したくない
- ちょっと脅して契約違反で解約するように思わせて、弁償金(違約金)をまきあげる
考察2:本当の相手はだれか?
この嫌がらせは現エージェントが首謀しているのか、オーナーが首謀しているのかどっちなのか。
現エージェントは会社名も、名前も、電話番号もこっちは知っているのに、
最悪、訴えられたり会社をクビになったりするリスクを承知でやるほどのことでしょうか?
オーナーはどれだけこの物件からの家賃収入を当てにしているかによって温度感が変わるでしょう。
この部屋の家賃収入が途絶えると結構カツカツなのか →弱小投資家
たくさん持っている部屋の一つに過ぎないのか →裕福な資産家
現在クアラルンプールは賃貸コンドミニアムが供給過剰で、いま住んでいるコンドミニアムも空き部屋がかなり多いです。
わたしたちが出ていくと次の入居者を見つけるのは簡単ではないと思います。
本当の相手が誰なのかによって対応は変わってきます。
考察3:相手は焦っているか?タイムリミットはあるか?
交渉には時間に限りがあるのが普通です。
今回の件については、こちらは、
- 新しい引越し先を見つけてあり来月には出ていきます
- 家賃、公共料金はもう払いません
- 引越し先を知られないように出ていきます
相手は、
- 家賃が入ってこなくなると困る(はず)
- 次の入居者を見つけるのは簡単ではない(はず)
こちらは、いまは相手の手の中である賃貸物件に住んでいますが
引越してしまえば心理的優位に立てます。
これらを相手の出方次第で絞り込み、対抗策を考えて心理戦で勝つ。
そして、大事なことは相手をこてんぱんにやっつけて勝ち誇ることでない、ということです。
下手に相手を追い詰めると捨て身でやり返してきたり、恨みを持たれて事態を長引かせてしまいます。
わたしたちのゴールは
- 解約を納得させ
- できる限り損失を少なく
- 最後は気分良く別れる
3つ目は今回かなり難しそうですが、、
続きます
現エージェントにメッセージをして1日経過しましたがまだ反応はありません。
オーナー側からの返事がどう来るのか、来ないのか、もう面倒で仕方ないですが
相手の出方次第で次の手を考えます。
ブログコメントやSNSで教えてくださった皆さまの経験がとても参考になっています、ありがとうございます。
↓続きはこちらから
最後まで読んでいただきありがとうございました。
デポジットを巻き上げるのが狙いでしょう、黙って出て行ってもシメシメという感じが見えますね、気にすることはありません。
> 中島さん
コメントありがとうございます!
やはりデポジット狙いの可能性がありそうですね
とても参考になります、ありがとうございます。