「放課後子ども教室」からみる日本の底力とこれから進むべき道

一時帰国から2ヶ月半経ちました。

またもブログ更新が滞ってしまいました。

最近ようやく色々片付き、落ち着いた時間がもてるようになりました。

終わりがみえてきた滞在で感じたことをつらつらと書き残します。

 

放課後子ども教室

一時帰国中に通ってる公立小学校では、放課後も学校に残って教室で過ごしたり校庭や体育館で遊んでよくて、子どもたちを見守ってくれる大人(NPO)がいる

「放課後子ども教室」という制度がある。

学童とは違って食事はなく5時までだけど無料!

長男は時間のある日は毎日のように行ってます。

宿題を片付けたら体動かして、友だちと遊びたいだけ遊んでへとへとドロドロになって帰ってくる。

いまこのコロナ禍にもかかわらず

しかも一人で歩いて!

 

マレーシアでの放課後

一方、マレーシアの日本人学校にはそのような制度はない。

低学年はとにかく授業が終わったらみんなスクールバスでまっすぐ家に帰る。

親がマンション前に到着するスクールバスをお出迎えして家に連れて帰る必要がある。

誘拐されたりしたら困るから。

 

でもこの1年半ロックダウンでほとんどの期間で学校が閉鎖している。

学校には行けてなくて毎日毎日、毎日オンライン授業だ。

子供部屋に閉じこもって背中を丸めてiPadの小さな画面で先生をみながら勉強をしてる。

休み時間は友だちと雑談もできず、昼食はデリバリーを頼んで親とすませる。

 

そして放課後

マレーシアは日中は暑すぎるから外ではほとんど遊ばない。

夕方近くになってマンション内の公園で30分とか1時間遊ぶくらい。

マンション内とはいえ、安全のために親がずっと見てないといけないから。

申し訳ないけど長く遊ばせてやれてない。

へとへとドロドロになることはない。

日本でも高学年になってくると受験に備えた塾や習い事が増えて放課後はすぐに帰宅することが多いのかな。

だから数年の間かもしれないけど

ハイレベルの安全と便利の中で子どもたちをのびのびと思い切り解放してあげている。

これは体と心の成長に大きな違いが出ると思う。

日本すごいなと思う。

 

長い帰国でみた景色

この長い帰国の中で何度も考えた。

日本ではなくまだ海外にいるべきなのか・・

今回はじめて滞在した東京の下町をたくさん歩いて感じた。

「高齢者ばかりが働く町工場」

「手入れが行き届いていない道路や公園」

「シャッターが閉まってる商店と古い空き家の多さ」

「街ゆく大人の目には活力がない」

 

自分の中の答えは変わらなかった。

 

これから進むべき道

マレーシアは少しの油断も許されず自分の身は自分で守る厳しい世界。

国は発展真っ只中で足りないものも多くて不便だけど

多様な価値観がぶつかり合い混ざり合いながら未来に向かって上り坂を爆走している。

そんな毎日がヒリヒリ、苦労しながら生活する経験は

生きる力が鍛えられると思うし

家族の結束を強くし

ささやかな喜びを幸せだと感じることができる。

何かを手に入れるということは何かを手放すということで

すべてが手に入ることはない。

わたしたち家族が踏み出した道は厳しいけれど

その分、得ることも大きいと信じている。

家族みんながまったく同じ気持ちではないかもしれないけど

この3年半の海外生活で家族の絆が深くなったことは間違いない。

わたしの息子たちには、日本のこともよく知っていて

日本の外のことも分かる日本人になってくれたらと願っている。

そのような日本人がこれから益々日本で必要とされると思うから。

でもわたしたちはまだそんな日本人になってない。

まだまだ足りない。

もっと日本の外を見るべきだと。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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